エクセルでチェックボックスを作る方法

確認環境:Microsoft 365(Windows)最終確認日:2026-08-23練習問題 3 問つき
最短回答

Microsoft 365 なら、セル範囲を選んで 挿入 → チェックボックス をクリックするだけです。 セルの値が TRUE / FALSE になり、そのまま集計できます。

2つの方法があります。まず自分の Excel を確認してください

挿入 タブに チェックボックス があれば方法1(1秒で終わります)。 無ければ 方法2(開発タブ)です。 ネットの解説の多くは方法2ですが、Microsoft 365 を使っているなら方法1のほうが圧倒的に簡単です。

方法1:[挿入]→[チェックボックス](Microsoft 365)

セルそのものがチェックボックスになります。リンクするセルの設定が不要で、値は最初から TRUE / FALSE です。

ファイルホーム挿入ページ レイアウト数式データ表示
ピボットテーブルテーブル
テーブル
チェックボックス
コントロール
[挿入]タブの[コントロール]グループにあります。
  1. チェックボックスを置きたいセル範囲を選択します。
  2. 挿入 タブ → チェックボックス をクリックします。
  3. 選んだセルすべてにチェックボックスが入ります。クリックするか Space で切り替わります。
  4. そのセルを数式から参照すると、TRUE / FALSE がそのまま渡ります。
行番号AB
1作業完了
2資料作成☑
3見積提出☐
4請求書送付☑
5
6完了件数2
セル自体が TRUE / FALSE を持つので、リンクの設定が要りません。

消し方

チェックボックスのセルを選んで Delete を押します。チェックが入っている場合は、1回目でチェックが外れ、2回目で消えます。 値(TRUE / FALSE)を残したまま見た目だけ戻したいときは、ホーム → クリア → 書式のクリア を使います。

使えるのは Microsoft 365

この機能は Excel for Microsoft 365(Windows / Mac) 向けに提供されています。買い切り版(Excel 2021 など)の挿入 タブには表示されません。 その場合は次の方法2を使ってください。

方法2:開発タブのフォームコントロール(買い切り版)

挿入 タブにチェックボックスが無い場合はこちらです。チェックボックスは図形としてセルの上に浮いているため、 値を取り出すには「リンクするセル」の設定が必要になります。

準備:開発タブを表示する

  1. ファイル → オプション を開きます。
  2. 左の一覧から リボンのユーザー設定 を選びます。
  3. 右側の一覧にある 開発 にチェックを入れます。
  4. OK を押すと、リボンに 開発 タブが増えます。

置いて、値を取り出せるようにする

  1. 開発 タブ → 挿入 → フォーム コントロール の チェック ボックス を選びます。
  2. 置きたいセルの上でドラッグします。Alt を押しながらだとセルの枠に合わせられます。
  3. 右クリック → コントロールの書式設定 → コントロール タブを開きます。
  4. リンクするセル に、値を書き出すセル(例:B2)を指定して OK を押します。
  5. チェックを入れると、そのセルに TRUE が入ります。ここまでやらないと集計できません。
コピーしてもリンク先は変わらない

下の行にコピーすると、全部が同じセルを参照します。 1つ押すと全部連動するのはこれが原因です。 1つずつリンク先を直す必要があるため、行数が20を超えるなら現実的ではありません。

方法2(開発タブ)
行番号AB
1作業完了
2資料作成☑ → B2 にリンク設定が必要
方法1(Microsoft 365)
行番号AB
1作業完了
2資料作成☑ セルの値が TRUE

集計する(どちらの方法でも同じ)

値が TRUE / FALSE になっていれば、集計方法は同じです。

出したいもの数式備考
完了した件数=COUNTIF(B2:B6,TRUE)TRUE はクォートで囲まない
未完了の件数=COUNTIF(B2:B6,FALSE)—
進捗率=COUNTIF(B2:B6,TRUE)/COUNTA(B2:B6)表示形式をパーセントにする
済/未の文字にする=IF(B2,"済","未")=TRUE を書かなくてよい
チェック行だけ色を付ける条件付き書式で =$B2=TRUE列だけ固定すると行全体に付く

やってみる

チェックボックスは置いただけでは「見た目」で終わります。 数える・割合を出す・文字に変える、の3つができれば実務で使えます。

この操作は、下の練習で実際に試せます。
この操作は、下の練習で実際に試せます。
この操作は、下の練習で実際に試せます。

よくある失敗

  • [挿入]タブにチェックボックスが無い

    Microsoft 365 以外(買い切り版)を使っています。方法2の開発タブを使ってください。 Microsoft 365 のはずなのに無い場合は、更新が届いていない可能性があります。

  • チェックしても何も起きない(方法2)

    リンクするセル が設定されていません。 右クリック → コントロールの書式設定 → コントロール タブで指定します。

  • 1つ押すと全部のチェックが変わる(方法2)

    コピーしたチェックボックスが同じセルを参照しています。 1つずつリンク先を直すか、Microsoft 365 なら方法1に切り替えてください。

  • チェックボックスが消せない(方法1)

    チェックが入っている状態では、Delete の1回目でチェックが外れるだけです。もう一度 Delete を押すと消えます。

  • COUNTIF で数えられない

    "TRUE" とクォートで囲むと文字列を探してしまいます。=COUNTIF(B2:B6,TRUE) のように囲まずに書きます。

  • 印刷するとチェックボックスが出ない(方法2)

    コントロールの書式設定 → プロパティ タブの オブジェクトを印刷する にチェックが入っているか確認します。

仕事ならどれを使う?

方法作る手間集計使える環境
[挿入]→チェックボックス範囲を選んで1クリックそのまま数えられるMicrosoft 365
開発タブのフォームコントロール1つずつリンク設定リンク設定後に可能すべてのバージョン
プルダウンで「済/未」範囲にまとめて設定そのまま数えられるすべてのバージョン
記号を直接入力(✓)いちばん手軽文字として数えるすべて

Microsoft 365 なら迷わず方法1です。方法2を選ぶ理由は「相手が買い切り版を使っている」場合だけです。

⚠️ ただし注意点があります。方法1で作ったファイルを古いバージョンで開くと、 チェックボックスは表示されず TRUE / FALSE の文字だけになります。社外に配るファイルでは、プルダウンで「済/未」を選ばせるほうが確実です。

Googleスプレッドシートの場合

Googleスプレッドシートでは 挿入 → チェックボックス で、Microsoft 365 と同じようにセル自体をチェックボックスにできます。 値も TRUE / FALSE で同じです。

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