エクセルのプルダウン(ドロップダウンリスト)の設定方法
セルを選び、データタブ → データの入力規則 → 入力値の種類をリストにして、元の値に項目を半角カンマ区切りで入力します。
プルダウンは「ドロップダウンリスト」「選択肢」とも呼ばれますが、Excel の機能名はデータの入力規則です。手入力をなくせるので、 表記ゆれ(「東京」と「東京都」が混ざるなど)を防げます。
手順:項目を直接入力して作る
項目が数個で、あとから増えない場合はこれが最短です。
- プルダウンを表示したいセル(範囲でも可)を選択します。
- データタブ → データの入力規則をクリックします。
- 入力値の種類でリストを選びます。
- 元の値に
売上,経費,その他のように半角カンマ区切りで入力します。 - OK を押すと、セルの右端に ▼ が表示されます。
手順:セル範囲を参照して作る
項目が多い場合や、あとから増える場合はこちらにします。項目リストを別の場所に作り、その範囲を参照します。
- 空いている列(例:
H1:H3)に項目を縦に入力します。 - プルダウンにしたいセルを選び、データ → データの入力規則 → リスト を選びます。
- 元の値の入力欄をクリックしてから、シート上で
H1:H3をドラッグして選びます。 - OK を押します。以後、
H1:H3の中身を書き換えるとプルダウンの項目も変わります。
Microsoft 365 と Excel 2010 以降では、=Sheet2!A1:A10 のように別シートの範囲をそのまま指定できます。うまくいかない場合は、その範囲に名前を付けて(数式 → 名前の定義)、=区分リスト のように名前で指定します。
どちらの方法を使うべき?
| 方法 | 向いている場面 | 項目を変えるとき | 実務での評価 |
|---|---|---|---|
| 直接入力(カンマ区切り) | 項目が3〜5個で、当分変わらない | 入力規則を開き直して書き換える | 手軽。ただし変更に弱い |
| セル範囲を参照 | 項目が多い、増減する、複数シートで使い回す | 参照先のセルを編集するだけ | 実務ではこちらを推奨 |
やってみる
プルダウンを作ったあと、実務では必ず「その値で集計する」作業が来ます。 ここが本当につまずくところなので、実際に手を動かして確認します。
よくある失敗
- 項目が区切られず、1つの選択肢になってしまう
元の値の区切りが全角カンマになっています。半角の
,で区切ります。 - ▼ が表示されない
データの入力規則のドロップダウン リストから選択するのチェックが外れています。チェックを入れ直します。
- リストにない値でも入力できてしまう
エラー メッセージタブの無効なデータが入力されたらエラー メッセージを表示するにチェックを入れ、スタイルを停止にします。
- 行をコピーしたらプルダウンが消えた/増えた
入力規則はセルの書式と一緒にコピーされます。値だけ貼りたいときは形式を選択して貼り付け → 値 を使います。
- 集計しても 0 になる
選択肢の前後に空白が入っていることがあります。集計側で
=SUMIF(C2:C6,"売上",D2:D6)が 0 になる場合は、参照先の項目に余計なスペースが無いか確認します。
Googleスプレッドシートの場合
Googleスプレッドシートでは データ → データの入力規則 → ルールを追加 から、条件に プルダウン を選びます。Excel で設定したプルダウンは、スプレッドシートで開いてもそのまま機能します。