エクセルのプルダウン(ドロップダウンリスト)の設定方法

対象環境:Microsoft 365(Windows)最終確認日:2026-10-14練習問題 3 問つき
最短回答

セルを選び、データタブ → データの入力規則 → 入力値の種類をリストにして、元の値に項目を半角カンマ区切りで入力します。

プルダウンは「ドロップダウンリスト」「選択肢」とも呼ばれますが、Excel の機能名はデータの入力規則です。手入力をなくせるので、 表記ゆれ(「東京」と「東京都」が混ざるなど)を防げます。

行番号ABC
1日付担当区分
24/1佐藤売上
34/2鈴木経費
44/3佐藤
売上
経費
その他
設定すると、セルの右端に ▼ が出て、決めた項目から選べるようになります。
手入力だと
行番号C
1区分
2売上
3売り上げ
4売上
プルダウンなら
行番号C
1区分
2売上
3売上
4売上

左のように表記がばらつくと、SUMIF やピボットテーブルで集計したときに別のものとして数えられてしまいます。 プルダウンは見た目を整えるためではなく、あとで集計できる状態を保つために使います。

手順:項目を直接入力して作る

項目が数個で、あとから増えない場合はこれが最短です。

STEP 1セルを選ぶ
STEP 2[データの入力規則]を開く
STEP 3種類を[リスト]に
STEP 4項目をカンマ区切りで入力
ファイルホーム挿入ページレイアウト数式データ校閲表示
並べ替えフィルター
並べ替えとフィルター
区切り位置重複の削除データの入力規則
データツール
[データ]タブの[データツール]グループにあります。
  1. プルダウンを表示したいセル(範囲でも可)を選択します。
  2. データタブ → データの入力規則をクリックします。
  3. 入力値の種類でリストを選びます。
  4. 元の値に 売上,経費,その他 のように半角カンマ区切りで入力します。
  5. OK を押すと、セルの右端に ▼ が表示されます。
データの入力規則
設定入力時メッセージエラー メッセージ日本語入力
入力値の種類リスト
データ次の値の間
元の値売上,経費,その他
空白を無視するドロップダウン リストから選択する
OKキャンセル
枠で示した2か所だけ変えれば設定は完了します。

手順:セル範囲を参照して作る

項目が多い場合や、あとから増える場合はこちらにします。項目リストを別の場所に作り、その範囲を参照します。

行番号C…H
1区分項目リスト
2売上売上
3経費経費
4その他
H列に項目リストを用意し、その範囲を[元の値]に指定します。
  1. 空いている列(例:H2:H4)に項目を縦に入力します。H1の見出しは含めません。
  2. プルダウンにしたいセルを選び、データ → データの入力規則 → リスト を選びます。
  3. 元の値の入力欄をクリックしてから、シート上で H2:H4 をドラッグして選びます。
  4. OK を押します。以後、H2:H4 の中身を書き換えるとプルダウンの項目も変わります。
項目リストを別シートに置きたいとき

別シートに見出しを除いた項目だけを用意し、[元の値]からその範囲を選びます。 共通のリストとして使うなら、数式 → 名前の定義 で範囲に名前を付け、=区分リスト と指定すると管理しやすくなります。

どちらの方法を使うべき?

方法向いている場面項目を変えるとき実務での評価
直接入力(カンマ区切り)項目が3〜5個で、当分変わらない入力規則を開き直して書き換える手軽。ただし変更に弱い
セル範囲を参照項目が多い、増減する、複数シートで使い回す参照先のセルを編集するだけ実務ではこちらを推奨

やってみる

プルダウンを作ったあと、実務では必ず「その値で集計する」作業が来ます。 ここが本当につまずくところなので、実際に手を動かして確認します。

数式の入力は、下の練習で実際に試せます。プルダウンで入力した「区分」列(C2:C6)から、「売上」が何件あるかを D8 に出してください。COUNTIF 関数を使います。
数式の入力は、下の練習で実際に試せます。区分が「売上」の行だけ、金額(D2:D6)を合計して D8 に出してください。SUMIF 関数を使います。
数式の入力は、下の練習で実際に試せます。担当が「佐藤」で、かつ区分が「売上」の金額だけを合計して D8 に出してください。SUMIFS 関数を使います。

よくある失敗

Googleスプレッドシートの場合

Googleスプレッドシートでは データ → データの入力規則 → ルールを追加 から、条件に プルダウン を選びます。Excel で設定したリストを移すときは、選択肢・参照先・無効な入力への動作を確認してください。

次に読むもの

公式情報・参考資料

メニュー名や対応版が手元と違うときは、提供元の説明も確認できます。