エクセルでセル内改行する方法
改行したい位置にカーソルを置き、Alt + Enter を押します。Mac は option + command + Enter です。
セルを選んだだけで Enter を押すと、改行ではなく下のセルへ移動します。セルを編集状態にしてから押すのがポイントです。
| 行番号 | A |
|---|---|
| 1 | 東京都港区1-2-3 |
| 2 | (下のセルへ移動) |
| 行番号 | A |
|---|---|
| 1 | 東京都港区 1-2-3 |
右は1つのセルの中で2行になっている状態です。 左は改行が入らず、入力を確定して下のセルへ移動した状態です。 セル内で改行する操作と、複数のセルに分けて入力する操作は区別してください。
手順:好きな位置で改行する
- 改行したいセルをダブルクリックするか、選んで F2 を押して編集状態にします。
- 改行したい位置をクリックして、カーソルを移動します。
- Alt + Enter を押します。
- Enter を押して確定します。
Windows は Alt + Enter、Mac は control + option + Return です。
手順:列幅に合わせて自動で折り返す
位置を指定せず、セルの幅に合わせて自動で折り返したい場合はこちらです。
- 折り返したいセル(範囲でも可)を選択します。
- ホームタブの 折り返して全体を表示する をクリックします。
- 行の高さが自動で広がらない場合は、行番号の境界をダブルクリックします。
どちらを使うべき?
| 方法 | 改行位置 | 列幅を変えたとき | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| Alt + Enter | 自分で決める | 改行位置は動かない | 住所や箇条書きなど、切りたい位置が決まっているとき |
| 折り返して全体を表示 | 幅に応じて自動 | 折り返し位置が変わる | 長い文章を収めたいとき |
CHAR(10) を数式で連結 | 数式で決める | 改行位置は動かない | 他のセルの値を組み合わせて表示するとき |
実務では、元データは1セル1情報のまま保ち、表示用のセルで結合するのが安全です。 住所を「都道府県」「市区町村」「番地」に分けて持ち、 表示用セルで CHAR(10) を挟んで連結すれば、 あとから並べ替えや抽出ができます。
やってみる
数式で改行を入れる・消す・数える、の3つができれば、改行が混ざったデータで困らなくなります。
よくある失敗
- Alt+Enter を押しても下のセルに移動してしまう
セルが編集状態になっていません。F2 を押すかダブルクリックしてから操作します。
- 改行したのに1行にしか見えない
行の高さが足りていません。行番号の境界をダブルクリックして高さを自動調整します。折り返して全体を表示するがオフになっている場合もあります。
- 数式で改行したのに反映されない
CHAR(10)を入れただけでは表示されません。そのセルに折り返して全体を表示するを設定する必要があります。 - CSVに書き出すと行がずれる
改行を含むフィールドはダブルクォートで囲み、対応する読込方法で取り込みます。 原本を残して、区切り文字・引用符・読込先の設定を確認してください。 改行を不要と判断したときだけ、コピー上で
SUBSTITUTEなどを使います。 - 貼り付けたら改行が消えた/増えた
他のアプリからの貼り付けでは、改行コードの違い(CR / LF)で挙動が変わります。 原本を残して、改行の種類と貼付方法を確認します。 「値」で貼るだけでは改行コードの違いは解消しません。
Googleスプレッドシートの場合
Googleスプレッドシートでも Alt + Enter(Mac は option + Enter)で改行できます。CHAR(10) も同じように使えます。
次に読むもの
公式情報・参考資料
メニュー名や対応版が手元と違うときは、提供元の説明も確認できます。
- セル内で改行する(Microsoft)
- 改行・引用符を含むCSVの形式(RFC 4180)(RFC Editor)