エクセルで重複をチェックする方法

確認環境:Microsoft 365(Windows)最終確認日:2026-08-19練習問題 3 問つき
最短回答

範囲を選び、ホーム 条件付き書式 セルの強調表示ルール 重複する値 を選ぶと、重複に色が付きます。

重複の扱いには「見つける」「数える」「消す」の3つがあります。 いきなり消すと戻せないので、まず見つけて中身を確かめるのが安全です。 順に説明します。

方法1:色を付けて見つける

いちばん手軽で、データを変えないので安全です。

ファイルホーム挿入ページ レイアウト数式データ表示
条件付き書式テーブルとして 書式設定セルのスタイル
スタイル
[ホーム]タブの[スタイル]グループにあります。
  1. 調べたい範囲(例:A列)を選択します。
  2. ホーム 条件付き書式 をクリックします。
  3. セルの強調表示ルール 重複する値 を選びます。
  4. 色を選んで OK を押します。
行番号A
1顧客名
2山田商事
3佐藤工業
4山田商事
5鈴木物産
6佐藤工業
2回以上出てくる値に色が付きます。1回だけのものは変わりません。
色を消したいとき

条件付き書式 ルールのクリア シート全体からルールをクリア を選びます。 セルの塗りつぶしを白にしても、条件付き書式は残ったままなので消えません。

方法2:COUNTIFで何件あるか数える

色だけでは何件重複しているかが分かりません。 件数を出せば、並べ替えて重複だけをまとめて見られます。

=COUNTIF($A$2:$A$100, A2)
  1. 空いている列(例:B列)の2行目を選びます。
  2. 上の数式を入力します。範囲には $ を付けますF4 で付きます)。
  3. 下までコピーします。2 以上になった行が重複です。
  4. B列で並べ替えるか、フィルターで「2以上」を選ぶと、重複だけを取り出せます。
行番号AB
1顧客名件数
2山田商事2
3佐藤工業2
4山田商事2
5鈴木物産1
6佐藤工業2
件数が 2 以上の行が重複。どの値が何回出ているかまで分かります。
2件目以降だけに印を付けたいとき

範囲の開始だけを固定した =COUNTIF($A$2:A2, A2) にすると、1件目は 1、2件目以降は 2, 3… になります。「最初の1件は残して、それ以降を消す」ときに便利です。

方法3:重複の削除で消す

消す前に必ずコピーを取る

重複の削除元に戻すのが難しい操作です。 シート見出しを右クリック → 移動またはコピー コピーを作成する でバックアップを取ってから実行してください。

  1. 表の中のセルをクリックします。
  2. データ タブ → 重複の削除 をクリックします。
  3. どの列で重複と判断するかをチェックで選びます。
  4. OK を押すと、何件削除されたかが表示されます。
列の選び方で結果が変わる

「顧客名」だけにチェックを入れると、同じ顧客名の行は日付や金額が違っても消えます。 「顧客名」と「日付」の両方にチェックを入れれば、 その2つが同時に一致する行だけが消えます。ここを間違えると必要なデータが消えます。

やってみる

重複チェックの中心は COUNTIF です。 範囲を $ で固定するところが要点なので、実際に書いて確かめます。

この操作は、下の練習で実際に試せます。
この操作は、下の練習で実際に試せます。
この操作は、下の練習で実際に試せます。

よくある失敗

  • 見た目は同じなのに重複と判定されない

    前後に空白が入っています。TRIM で空白を取り除くか、そもそもプルダウンで入力するようにします。

  • 大文字と小文字が区別されない

    COUNTIF と条件付き書式は大文字小文字を区別しません。 区別したい場合は =SUMPRODUCT(--EXACT($A$2:$A$100,A2)) のように EXACT を使います。

  • 数字なのに重複と判定されない

    片方が文字列として入力されています。 セルが左寄せなら文字列です。区切り位置 で数値に変換してから調べます。

  • 重複の削除で必要な行まで消えた

    判断に使う列の選び方が広すぎます。複数の列にチェックを入れると、 その組み合わせが一致する行だけが対象になります。 消してしまった場合は Ctrl + Z で戻せることがありますが、保存後は戻せません。

  • 2列の組み合わせで重複を調べたい

    作業列を作り、=A2&"-"&B2 のように連結してから、その列で COUNTIF します。

仕事ならどれを使う?

方法データを変える分かること向いている場面
条件付き書式変えないどれが重複かまずこれ。ざっと確認したいとき
COUNTIF変えない(列は増える)何件あるか・何番目か件数を数えたい、並べ替えたい
重複の削除消える整理後の最終処理

順番は「色を付ける → 数える → 消す」です。いきなり削除すると、何がなぜ消えたのか分からなくなります。 特に人から受け取ったデータでは、 重複に見えて実は正しい別データ(同じ会社からの2件の注文など) であることが珍しくありません。

Googleスプレッドシートの場合

Googleスプレッドシートでは データ データのクリーンアップ 重複を削除 があります。 重複を除いた一覧を別セルに出す UNIQUE 関数も使えます。

次に読むもの